私たち個人事業主にとって、1年の始まりのイベントといえば、「確定申告」ではないでしょうか。前年度の売上や経費をまとめて、税務署への申告を行います。しっかり働いて、しっかり納税するのは国民の義務です。ただ、、、確定申告は売上を上げるためのものではないので、面倒くさいと感じてしまう人も少なくないかと思います。そこで、その重要だけども面倒くさい確定申告を、今よりも楽にするための会計ソフトをご紹介いたします。
freee 料金 スターター:980円/月〜、スタンダード:1980円/月〜 対応OS Windows、Mac インストール 不要 | |
MFクラウド会計 料金 フリー:無料、ベーシック:800円/月〜 対応OS Windows、Mac インストール 不要 | |
やよいの青色申告 オンライン 料金 セルフ:8,000円/年〜、ベーシック:12,000円/年〜 対応OS Windows、Mac インストール 不要 | |
Crew 料金 セルフ:980円/月〜、ビジネス:1,980円/月〜 対応OS Windows、Mac インストール 不要 | |
やよいの青色申告 料金 12,000円 対応OS Windowsのみ インストール 必要 | |
みんなの青色申告 料金 9,800円 対応OS Windowsのみ インストール 必要 | |
ツカエル青色申告 料金 7,400円 対応OS Windowsのみ インストール 必要 | |
やるぞ!青色申告 料金 8,800円 対応OS Windowsのみ インストール 必要 |
クラウド版とインストール版の違い
クラウド版 | インストール版 | |
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料金 | 月払い or 年払い | 初回購入費のみ |
バージョンアップ | 税制・法制改正に無料対応 | 有料で1年に1回 |
インストール | 不要 | 必要 |
対応OS | Windows、Mac両方可能 | WindowsかMacのいずれか(ソフトの仕様次第) |
対応デバイス | PC、スマホ両方可能 | PCのみ |
仕訳 | 自動仕訳(金融機関データを自動連携) | 手動仕訳 |
バックアップ | クラウドのため自動保存 | 自分でバックアップ設定が必要 |
クラウド版とインストール版ですが、私は「クラウド版」をおすすめします。
パソコンやスマホに依存せずに、どのパソコンでも使うことができるのは利便性が非常に高いです。インストール版の場合は、データが保存されるのも、使用できるのも、インストールされたパソコンのみとなります。急にパソコンが壊れてしまったときなどに過去のデータがなくなってしまうリスクがあります。仕事で必要なデータを、安全性が低い状態で管理し続けるのは怖いと私は考えます。
金額的に見れば、インストール版の方が安いと言えるかとは思います。初期費用と法改正時の更新費用しかかからないためです。ただ、金額の大きな開きがあるわけではないので、「安全性を買う」と考えればクラウド版の方が良いと言えるでしょう。
クラウド会計ランキング
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freee
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MFクラウド会計
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やよいの青色申告オンライン
プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
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料金 | 980円(税抜)/月 9,800円(税抜)/年 |
1980円(税抜)/月 19,800円(税抜)/年 |
3980円(税抜)/月 39,800円(税抜)/年 |
無料体験 | あり(30日限定) | あり(30日限定) | あり(30日限定) |
申告機能 | 確定申告対応 | 確定申告、消費税申告対応 | 確定申告、消費税申告対応 |
サポート | メール、チャット | メール、チャット | メール、チャット、電話 |
(料金プランの詳細)
利用事業者数が80万を超えているクラウド会計ソフト「freee(フリー)」。私もいろいろと渡り歩いてきて、最終的にfreeeに落ち着いています。freeeは主要なクラウド会計ソフトの中でも金額は少しだけ高くなっています。そのため私も最初は敬遠をしていたのですが、無料期間もついているのでまずは使ってみてからご判断いただきたく思います。
freeeは会計知識がほとんどなくても確定申告書類を簡単に作ることができます。デザイン性が高く、この経費はどう仕訳したらいいんだろうか・・・ということも直感的に理解することができます。ただ、逆に言えば会計知識がある方にとっては、自由度が低く感じて使いにくいと思われるかもしれません。
私は簿記2級をもっているのですが、このぐらいの会計知識の方でしたらとても使いやすいと思います。サポートの返信も的確でストレスがないので、最もおすすめできるソフトです。
プラン | フリープラン | ベーシックプラン | ベーシックプラン(電話サポート有) |
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料金 | 無料 | 800円(税抜)/月 8800円(税抜)/年 |
17,200円(税抜)/年 |
無料体験 | あり(期間指定なし) | あり(30日限定) | あり(30日限定) |
申告機能 | 確定申告対応 | 確定申告対応 | 確定申告対応 |
サポート | メール、チャット(30日限定) | メール、チャット | メール、チャット、電話 |
(料金プランの詳細)
クラウド会計ソフトで一番お安く使うことができる「MFクラウド会計」。機能制限は入っていますが、期間限定のない「無料プラン」があるのも魅力です。ただ無料プランの場合は仕訳作成数が15件までと縛りがあるので、実際に永続利用するのは困難だとは思いますが。私も以前使っていたのですが、サポート対応もよくストレスなく使用していました。たまたま私が使いたかったマイナーなクレジットカードに対応ができておらず、freeeに乗り換えましたが、良心的な価格設定と品質からもおすすめできるソフトです。
プラン | 無料体験プラン | セルフプラン | ベーシックプラン |
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料金 | 無料(2ヶ月限定) | 8,000円(税抜)/年 | 12,000円(税抜)/年 |
無料体験 | あり(2ヶ月限定) | あり(初年度無料) | なし(初年度半額) |
申告機能 | なし | 確定申告対応 | 確定申告対応 |
サポート | なし | なし | メール、チャット、電話 |
(料金プランの詳細)
会計ソフトでのシェア1位のやよい。個人事業主から中小企業までと幅広く対応できるように、様々な種類のソフトを開発・販売されています。ただ、クラウド会計ソフトにおいては、今ひとつの出来という印象です。一見すると料金は他社よりも安いように思うのですが、ベーシックプラン以外はサポート対応していないのが最大の難点。どう使ったらいいのかわからない時に質問ができない不便さと、ベーシックに切り替えるのであれば他社のほうが安いというジレンマが発生します。これまでやよい製品を使っていて慣れているような方でないと使いこなすのは難しいかもしれません。
まとめ
個人事業主にとっては、1月〜3月は確定申告でとても慌ただしい時期です。こういった売上につながらない仕事は後回しにしがちな方も少なくないかと思います。私も以前は2月の中旬を過ぎたぐらいから、猛烈に追い込みをして書類を作っていました。
会計ソフトを使うようになってからは、銀行やクレジットカードとの自動連動があるおかげで作業ボリュームも随分減り、心にゆとりも生まれて(笑)、12月頃から準備をはじめて1月中には完了させられるようになりました。
事業規模が小さいうちは「業務効率化」に力を入れずにマンパワーで押し切りがちかもしれませんが、クラウド会計ソフトは月額料も小さくたかが知れています。面倒くさい経理業務を劇的に簡単にしてくれますので、一度お試しください。